院長・医師紹介
院長紹介
院長 ごあいさつ
皆様、はじめまして。おだ内科 循環器 呼吸器クリニック院長の小田哲郎と申します。
平成11年に医師免許を取得後、「循環器内科」の道に進み、大学病院や市中の総合病院で超急性期のカテーテル治療を含め、様々な病態の循環器疾患の治療にまい進してまいりました。
そうした中でいつも気にかかっていたのが、病気になる前・重篤になる前のサインを見逃さず適切な治療がなされていれば、もっと健康でいられたであろう方が非常に多いこと。私も人生100年とするならば折り返しの年齢になります。これからの人生の目標を考えた際、今後は地域医療に尽力し、「病気が重症化する前に食い止める・防ぐことに全力で貢献したい」と考えるようになりました。
このクリニックは、循環器(心臓や血管)と呼吸器(肺、気管支)の病気に対する専門性の高い診察・診断・治療に加え、皆様の健康寿命と生活の質の向上を目指しております。
第一に考えているのは、皆様一人ひとりに合わせた最適な治療を行うこと。今まで医師として培ってきた知見、経験を活かし、皆様がご自分の健康、体調についてより深く理解し、これからの人生をより良く過ごしていくために、我々がお力になれるのではないかと自負しております。
循環器や呼吸器の病気などに苦しむ方々に寄り添い、安心して通院できる場所でありたいと考えています。ぜひ一度ご来院ください。
略歴
- 1999年
- 山口大学医学部医学科 卒業
山口大学医学部附属病院 第二内科 入局勤務 - 2000年
- 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 入学
社会保険 徳山中央病院 循環器内科 勤務 - 2002年
- 山口大学医学部附属病院 第二内科 勤務
- 2005年
- 山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学 卒業
山口県立総合医療センター 循環器内科 勤務 - 2009年
- 山口大学医学部附属病院 第二内科 診療助教
- 2010年
- カリフォルニア大学 デービス校 リサーチフェロー
- 2013年
- 山口大学医学部附属病院 先進救急医療センター 助教
- 2016年
- 山口大学医学部附属病院 第二内科 助教
- 2022年
- 山口大学医学部附属病院 第二内科 講師
資格・所属学会
- 日本内科学会認定医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会循環器専門医
- 日本心血管インターベンション学会認定医
- 日本経カテーテル心臓弁治療学会指導医
- 日本医師会認定産業医
院長インタビュー
Q1
医者を志したきっかけを教えてください
医師をしていた父の影響が大きいです。
とても厳しい人でほとんど家におらず、たまの休みにも急患の連絡が入り出て行ってしまう。仕事のやりがいなんて聞ける機会はありませんでしたが、子どもながら「自分の手で人を助けている父」がかっこよく思えました。尊敬している兄が、医大を目指していたことも医師という仕事に惹かれたきっかけだと思います。
実際に研修医を経て現場に立ってからは、患者さんと接して、その方がどんどん元気になっていかれる姿が嬉しくて、「医師の道を志してよかった」と思うようになっていました。
Q2
なぜ循環器内科を専門に選ばれたのですか?
父親が心臓外科医だったこともあり、最初は外科に興味がありました。
転機になったのは大学6年次の病院実習。体にメスを入れることなく、カテーテルという細い管を血管に通して処置を行う治療法を知り、今まで抱いていた内科のイメージが変わったんです。自分の手技を磨くことで患者さんの役に立てることに魅力を感じ、循環器内科に進むことを決めました。
就職後には心不全の研究をするため、有名な先生がいるカリフォルニアに留学。この経験から、疾患について深く考えるようになりました。
また循環器内科の特性上、たくさんの医療従事者とチームになって治療にあたります。みんなで同じ方向を向いて何かをやり遂げるという点にも惹かれました。
Q3
クリニックづくりでこだわった点はありますか?
皆様に「来てよかったな」と思っていただける、地域のかかりつけ医を目指しています。
短い撮影時間でたくさんの写真が撮影できるCTや、AI診断付きの胸部レントゲンなどの高性能な設備と、今まで培ってきた技術で、疾患が重症化する前の小さな変化を見逃しません。地域医療では珍しい「心臓リハビリテーション」にも対応していきます。
さらに予約から支払いまでアプリ一つで完結できる「デジスマ診療」を使って、待ち時間の負担の軽減を目指します。
皆様が日常的に利用する商業施設の中に開院したのも、少しの違和感や不安があった時、気軽に立ち寄れる場所にしたいという思いからです。昼休憩もありませんので、いつでも気軽にお立ち寄りください。
Q4
今後の展望を教えてください
いくつものチャレンジが必要になりますが、将来的には「入院施設のない大学病院」のような高い診療レベルの医院を目指したいです。そのためにもこの規模の病院では珍しい、高性能な検査機器を多数導入しています。
また、私自身は週に1度山口大学病院で、カテーテルの技術指導を行っております。この繋がりを活かし、常に新しい医療情報に触れ、それを地域医療に還元したい。そう思っています。
一方で、患者さんに大好きな土地でずっと元気に過ごしていただくためには、まず来院いただくことが重要となります。健康意識を高め、少しの症状でもご来院いただけるように、健康増進へ向けた講座や情報発信も積極的にしていきたいです。
医師紹介
ごあいさつ
常勤医師として勤務いたします小田華子と申します。
院長の妹であり、専門は「呼吸器内科」です。平成19年に医師免許を取得し、福岡県の久留米大学病院で初期研修を終えたのち、呼吸器内科を専攻いたしました。それからは、大学病院や福岡県内の総合病院で、喘息から肺癌まで様々な呼吸器疾患の治療にあたっておりました。
ここ数年の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、医療を取り巻く環境も大きく変わりました。私も微力ながら、医師として出身地である山口県で医療に従事したいと考えるようになり、この度新下関でのクリニック開業当初から常勤医として勤務することとなりました。
長引く咳や息切れは精神的にもつらく、生活の質を著しく下げてしまいます。
少しでも症状が軽くなり皆様が笑顔で人生を楽しむお手伝いができれば、と考えております。ぜひ一度ご来院ください。お待ちしております。
略歴
- 2007年
- 近畿大学医学部卒業
久留米大学病院臨床研修医 研修開始 - 2009年
- 久留米大学臨床研修医 研修終了 久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門入局
久留米大学大学院 医学研究科入学 - 2013年
- 久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門助教
- 2014年
- 久留米大学病院 医学研究科卒業
- 2015年
- JCOH久留米総合病院 呼吸器内科 勤務
- 2016年
- 国立病院機構九州医療センター 呼吸器内科 勤務
- 2018年
- 福岡県済生会二日市病院 呼吸器内科 勤務
- 2020年
- 久留米大学医学部内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門助教
資格・所属学会
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
- 日本内科学会認定内科医
華子先生インタビュー
Q1
医者を志したきっかけを教えてください
当院の院長は私の兄。年齢が7つ離れているので、私が進路を決める18歳の頃にはもう医師として現場に立っていました。
小さい頃からかわいがってもらっていたこともあり、その背中を追って私も医大へ。
父は心臓外科医として働いていましたが、とても厳格な人で、仕事について語ることはありませんでした。
ただ一度だけポツリと、「この仕事は大変だけど、やってきてよかったと思っている」とこぼしたんです。今振り返ると、その言葉にも背中を押されたなと思っています。
Q2
なぜ呼吸器内科を専門に選ばれたのですか?
父が心臓外科、兄2人は循環器を専門としていることもあり、医大生の頃から家族とは違う分野に進もうと決めていました。
学ぶ中で一番興味深かったのが、呼吸器内科。大学院にも進み、喘息やCOPDといった疾患について研究しました。医療技術の発達に伴い減少していますが、現在も喘息で亡くなる方はゼロではありません。咳は自覚しやすい症状ですので、少しでも気になったらご来院頂きたいと思っています。
大学病院に長く勤めていたので、重篤な患者さんもたくさん接してきましたが、ご家族がわざわざ私を訪ねてきてくださって、涙ながらにお礼を言ってくださる姿に、「この分野を選んでよかった」と実感したのを覚えています。
Q3
診療の際に心掛けていることはありますか?
診療中、患者さんに1度は笑っていただくこと。
病院というだけで、緊張してしまう方も多いんです。
だけど、疾患を見つけるためにもリラックスしてお話いただいた方が小さな質問もしやすいですよね。それで、「あの病院ならまた行ってもいいかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
患者さんもお忙しいので、たまに診療スパンが空いてしまうこともあって、少し申し訳なさそうに来院されるんですが、そんなこと気にしないで、気になる症状があれば頼ってほしい。何もなければ、「何もなくてよかったね」と安心して毎日を過ごせると思います。そのために、話しやすい雰囲気づくりを心がけていきたいです。